Drop Chair Arne Jacobsen

2009.08.29 Saturday

ドロップチェアー 

ドロップチェアー。ヤコブセンに入れ込んでいる時に凄く憧れの椅子でした。もともとホテル用に作られただけで、市販されていない事がヤコブセンマニアの心をくすぐります。またこの愛くるしいシルエットも僕は大好きです。ヴィンテージ家具の大御所マークマクドナルド氏もこの椅子を好きな椅子にあげていました。


2004年にファブリック張りの椅子をデンマークで手に入れた事があります。オレンジのファブリックでした。70万円位で購入したのですが当時はお店に置いておいても誰もそんなに高い椅子だと思わなかったようです。エッグチェアーの方がやはり人気がありました。


僕はどんな商品でもまず自分で使ってみます。自腹を切ってお金を払って手元に置いてみる。この事が物を理解する上で一番重要だと僕は思っています。本を何冊も読むより実物を一つ手に入れる。この事が一番そのデザイナーを理解できる事だと思います。体感する事が重要なのです。体感する事によっていろいろな事に気がつきます。ドロップチェアーだと食事をしていると凄く背中が暑い。お好み焼きを食べたときはこの椅子の形に背中に汗をかきました。


そんなドロップチェアーのオリジナル革張り、ホテルのバーでの特別仕様がオークションに出ています。革張りで脚が銅製のドロップチェアーは現存するのが13脚とのこと。(サザビーズ調べ)その内の1脚ということでしょう。一番全盛期は300万程の落札金額を記録しました。今回は200万弱がエスティメート。だれかチャレンジしませんか?


何度も再発の噂がでているのですが。。。。。色々なカラーで販売したら人気出ると思います。

| ヴィンテージ家具 |

WEB UP !

2009.08.25 Tuesday

TOP ページが完成しました!
ショッピングはもう少しお待ち下さい。

| その他 |

モダン家具ビジネスパート3 コネクト

2009.08.24 Monday

今回はコネクトオークションに付いて書いてみたいと思います。

僕がコネクトを始めようと思ったきっかけはビジネス的側面ともう一つは言葉で書くと格好良いですが文化的側面の2つの側面がありました。

まずビジネス的側面に付いて書きます。前記のようにヴィンテージ家具でのビジネスが厳しいと感じていた時に何か良い方法はないかと模索していました。他のビジネスに切り替える事も考えたのですが、僕にはデザイン家具で生活する方法しかありませんでした。ちょうどその頃、とあるきっかけでサザビーズより連絡がありました。そしてタピオウィルカラのテーブルを出品する事になりました。(初回は売れずに翌年のsaleで落札されました。)この頃からオークションで購入する側から出品する側に自分がなっていきました。時はまさにアートやデザインがガンガンと値上がりしている時期。マークニューソンのロッキードラウンジが1億円を超えたりしました。何を出しても売れる。そんなムードがありました。島国日本の情報を欧米の方はあまり知りません。現行品のエンブリオチェアーやウィッカーチェアーが100万円を超える事もありました。僕が驚いたのは2007年のフィリップスのオークションでイデーで取り扱いのある57万円のマークニューソンのグッピーランプが約500万円になったことです。

2006年の10月に僕はフィリップスに出品しようと大量の家具を送ったのですが、ローズウッドのテーブルが現地で通関できずに返送されるという事がありました。その時日本でもオークションハウスがあればと感じました。これがコネクトを作るきっかけになりました。そして出品するにつれて海外のオークションハウスから何で日本にはデザインを扱うオークションハウスがないんだと何度も言われた事がコネクトをつくるきっかけになりました。

ビジネスはこのような感じです。出品者、購入者からの手数料での収益。これは単純計算で約25%。例えば1億円の落札金額があれば2500万円が利益ということです。ここから経費を引いた数字が純利益となるのですが、その経費が当初はあまり掛からないと読んでいました。アメリカのwright20が僕らのモデルなのですが、ここのスタッフはその時10人未満。しかもシカゴの町外れで運営しています。wright20を目標に僕らは年4回のオークションを開催する事を目標としました。計算すると結構な利益になります。ちなみにスタッフは僕を入れて3人だけでした。

設立するにあたって僕はランドスケーププロダクツのNさんに相談しました。そしてNさんの提言でYさんに話を持ちかけました。そしてNさんの紹介で出資をしてくださる会社を紹介されました。この時は不動産バブルもあり上り調子のその会社は豪快に出資してくれました。

長期的なビジネスモデルとして出品物の写真をきちんと撮ってアーカイブ化することも僕らの計画にありました。写真を貸し出したり編集して本を制作しようなどと考えていました。その為、カタログは手を抜きたくないと提案しました。ビジュアルブック的な売り上げも期待しました。そこで初回のカタログには800万円も掛けてしまいました。GRVにロゴと表紙をお願いしました。

僕らの考えとしてすごく沢山のモダン家具が日本中に溢れていると思っていました。それを巡回させる中継地点の役割をしようと考えていました。ヤフーオークションなどでは売る事のできない高額なヴィンテージの流通を考えていました。

そして文化的な側面としてモダン家具の価値の基準を作り、不要になった場合はオークションに出す事によって価値を保全するという役割。お金持ちの方がフェラーリなどを購入するのと同じで購入した金額がある程度は保持出来るという仕組みです。無駄な物の大量生産、大量消費への抵抗的な意味がありました。
そして良い物を残して行くという仕組みを作ることでした。最終目標はヴィンテージ住宅でした。日本では土地の価格だけでの評価です。そこに建物自体の評価をきちんとして良い物は後世に受け継いで行くという役目ができればと思っていました。

それと日本の良い物が海外に流失して行く事を防ぐという役割。美術界も浮世絵などを含めてよい物はすべて海外に流失してしまっています。デザインという分野はマークニューソンや倉俣さんの作品のように日本デザインが海外で高値で取引されている事を分かっていない人がすごく多いようでした。その海外で高値で取引されている日本デザインを自国のオークションで発信していく、そして日本のお金持ちが買い切って価値を保全し日本に残すというシステムが理想としてありました。

すごく理想は高いと自分たちも思ったのですが、ここで消費社会に対する僕らなりの構造改革を提案したいと思ったからです。そしてグローバルな視点でもう一度デザインを見直す事も必要だと思っていました。

そして第一回が原宿クエストホールで開催されました。出品物は初回という事もありいろいろな分野の商品を集めました。7割がスタッフの私物、3割が知人からの出品物でした。エスティメートを付けるにあたり僕らは海外のオークションの価格を基準にしました。ここで業者からクレームがでました。そんな安い価格で売らないでくれとの事です。しかし、ここですべてリクエスト聞いていたら成り立たなくなります。ぐっとこらえて僕らの理想を伝えて出品してもらいました。今でも準備のときの事を鮮明に覚えています。僕の小さな倉庫での撮影、突貫工事のようなキャプション作り。それと平行して規約等の制作。ebayのライブオークションへの登録等すごく忙しかった事を覚えています。すべてスタッフが一生懸命頑張ってくれたおかげで何とか開催に漕ぎ着けました。
盛大なレセプションが開催されたくさんの方が来てくれました。そしてオークション当日。司会は有名芸能人。忙しく少しの時間しか打ち合わせが持てずにうまく進行を伝える事ができませんでした。結果は散々。進行も悪いし、3割以下の落札率。すべてのロットが終わった瞬間に僕はなんとも言い表せないような複雑な気持ちになりました。当時のwrightを知る方から最初はこんなもんだよと励まされた事が唯一の喜びでした。0だった事を1にする事の達成感と難しさを感じた瞬間でもありました。課題は2回目のオークションでと心に誓って会場を後にしました。

そして僕らの再スタートです。2回目のオークションに向けて出品物を集めることにしました。ここで致命的な問題が発生します。モノが集まりません。何とか一人の方からの大量出品があり開催する事が出来るようになりました。そして海外からの出品があったりと何とか形になってきました。目標のエスティメート合計1億円に近づいたので開催にゴーを出しました。

しかし、出資の会社からなかなか運営費が回ってきません。初回の売り上げと僕の出品物の売り上げで経費を払う事でなんとか2回目開催まで持ちこたえました。3月末からプレヴュー、4月にオークションというスケジュールです。もちろんカタログも自己資金全額を投資して制作しました。やはり結果は3割弱の落札率。

何がいけないのか明確でした。まず、認知度。コレクターの間では知れ渡ったオークションなのですが一般の人をまったく巻き込む事ができませんでした。ここでも僕はコレクター目線だったのでしょう。そして僕がこれはマズいと思ったのがそのコレクターの数の少なさです。wright20のスタッフが視察にやってきたので正直に聞いたら、wrigthの顧客のほとんどがアメリカ国内、日本からの顧客はたった10人程との事。僕はもっとたくさんのコレクターがいるのだと思っていたのですから完全に見当違いでした。

出品物も出て来ない、購入者もいないという追い込まれた状況に僕らは置かれました。更に出資がまったく回って来ない。そんな中、博報堂から東京ミッドタウンで行われる秋のデザインイベントへの誘いを受けました。これはデザインを広く普及させるチャンスと思い快諾しました。交渉ごとになれていない僕はどんどん彼らのペースに呑まれ、日本デザインのみで開催というとても難しいテーマを与えられました。海外からの注目はあると思いましたが、日本国内では受けないだろうなと思っていました。出品物はスタッフのがんばりが功を奏しどんどんと集まりました。しかし、大先生と呼ばれる方から直接出品してもらう手前、売れそうもない物も断る事ができずにどんどんと商品が溜まって行きました。もちろんモノが増えればコストも増大しいきます。狭い倉庫で大変な撮影、暑い中での作業が今も思い出されます。

僕はこの時にミッドタウンという開かれた場所で展示をして、広く一般の方へ認知させる事を一つの目的としました。メイン会場の展示物は分かりやすくキャッチーな視点で選びました。そして展示物に自由に触れてよいという事にしました。元来オークションのプレヴューはコンディションチェックも兼ねて展示物に触れる事ができます。それを考えてすべての椅子には座れるという事をうたいました。倉俣さんの椅子にも岡本太郎の椅子にも座れる。噂が噂をよんで沢山の来場者がありました。子供やお年寄りが感心をもってくれた事も収穫でした。

開催前の時点で結果はおそらく付いて来ないという事は実は分かっていました。何故かというと金融ショック等と、それに伴う円高が急速に進んだことで海外からの購入者が見込まれないと思ったからです。前記のように日本デザインは海外からのビッドが頼りです。その海外からのビットが期待出来ないとなると結果は非常に厳しい物になると思っていました。

やはり結果は散々。今までで最悪の結果です。そして僕の個人資本ではこれ以上運営は不可能だと判断しました。

でも完全に消滅した訳では有りません。今はあくまでも休止中。もっともっと勉強していつか復活させると自分に誓っています。僕は経営者としてはおそらく自分の理想で行動してしまうので失格でしょう。だから誰かの下で影になってデザインオークションビジネスを運営する事も良いと思っています。

その為にまずデザイン家具を一般に普及させる事から始めようと思って今は活動しています。理想はhhstyleのような店がメルセデスのディーラーと同じくらい全国に有る事。そんな状況が理想です。そして底辺を広げ、多くの方にモダン家具に興味をもってもらい、その中からヴィンテージやコレクターアイテム等を収集する方が育ち、ヴィンテージ家具のマーケットも確立することが理想です。

そして普及活動に重要な役目はやはりきちんとしたデザインの展示会が多く開催される事です。2002年のイームズ展には東京だけで9万人の方が来場しました。この数字は異例ですが、どんどんと意味の有る展示会が開催されるべきです。MOMAやヴィトラ等のようなデザインを主に扱うミュージアムは世界中に沢山有ります。そんなミュージアムがデザインの先端である東京にも必要です。

まだまだ沢山の時間は掛かると思いますが、なんとかもう一度コネクトが開催出来る日が来るように僕はいろいろな物や事を吸収して進化して行きたいと思います。


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モダン家具ビジネス パート2

2009.08.24 Monday

昨日のブログのエントリーがだいぶ好評だったみたいです。本日はパート2としてモダン家具での儲け方を書いてみたいと思います。コネクトの事はもう少し待ってください。

昨日のブログで儲からない事を記載したのですが、それはあくまでマニア向けのモダン家具いわゆるトップピースと呼ばれる商品のみでのビジネスに付いてです。僕の北欧家具屋での経験からうまくやればモダン家具でも十分に利益を出す事ができます。そのポイントは3点あります。

1、ヴィンテージではなく中古家具を扱う
2、輸送コスト等を見直す
3、現地に行かない

1に付いて説明します。ヴィンテージは価格の基準がありますが、作者不明の当時の商品は価格の基準がありません。具体的な商品をあげるとチーク材でできたチェストとかテーブルです。これらを購入するのは日本人とマレーシア人だけと僕がよく通っていたデンマークのショップの方がいっていました。このような物は日本での値段付けは基準がないので自由です。利幅を考えて値段をつける事ができます。もちろんデンマークに行った事のない日本人がそのようなチークの商品がただ同然で手に入る事等分からないと思います。僕はこの商売はやりませんでした。メンテナンス等が面倒そうでスタッフを雇うのも嫌だと思っていた事が理由です。今はこんな商品を楽天市場で売ればそうとう儲かるようです。

そしてもう一つ中古家具と僕が呼んでいるのが、現行品がある物です。例えばウェグナーのゲタマのソファーやデイベッド。基本的にデンマーク家具の新品の価格はとても高いです。そこが商売のキーワード。このような現行品の値段の高い商品の中古品を格安で手に入れる事ができれば商売はなりたちます。僕はデンマークのLauritzのオークションで2004年頃にとても沢山のソファーを購入しました。大体平均で3人掛け5万円以下。このソファーの日本での新品の価格は確か50万弱だったと思います。それを25万円〜30万円で販売すればまあまあの利益を上げる事ができました。

ここでポイント2が重要になります。ソファー等の大型家具の輸送はコストが掛かります。イージーチェアー等は個人で輸入されたら僕らの出る幕はありませんが、ソファー等は個人輸入をしてメリットが有るかと言えば殆ど有りません。商品代金より高い輸送コストを払う人は普通に考えていません。ここは業者の強み、商売のポイントです。僕はデンマークに倉庫を借りてオークションで落札した商品を一カ所にまとめました。そして商品が溜まった段階で40フィートのコンテナで出荷する。ソファーの他キャビネットもとても利益率が良い商品でした。このコンテナをタイミング良く輸入すれば商売としてなりたちます。このタイミングがとても難しく最初は苦労しました。それと梱包。殆どが過剰梱包でその分コストを取られてしまったりとなかなか最初は巧く行きませんでした。くそ真面目なデンマーク人とのやり取りに苦労しました。この輸送のシステムを構築するには本当に苦労しました。

そしてポイントの3です。現地に行く事はとてもコストが掛かります。『オーナーが自分の目で見て確かめて仕入れました』等綺麗ごとが書いてあるお店をみますが、はっきり言っていまのインターネットの世の中ではすごく無駄です。その前にそのオーナーというのは本当の目利きなのでしょうか?と疑ってしまうのは僕だけでしょうか?最初のうちは僕も何度も通って自分の目で確かめました。それは理由付けで単に海外旅行がしたかっただけでした。何よりデンマークの娯楽の少なさにガッカリしてどんどん行く気をなくしました。今はメールで写真も確認できる。お金さえきちんと払えば信頼関係等直ぐに築く事ができます。ビジネスですそれ以上の付き合いは要りません。

以上の3点を守りすごくドライにビジネスに徹すれば儲ける事はできます。では何故僕が利益を出す事ができなかったかというと、ここにマニアの目線、自分の欲求が入ってしまったからです。ゲタマのソファーだけにしておけば良いのに僕のコンテナの半分はヴィンテージ家具が入っていました。儲けたお金を全てヴィンテージにつぎ込んでいたからです。
おそらくこのシステムならインターネットを使って田舎で倉庫だけでもビジネスができるはずです。

それでは何故今やらないの?とみんなに言われます。僕はまだ自分への挑戦というか欲求があります。広くデザインを一般の人に普及させたいという欲求があります。中古やヴィンテージは安定供給が難しいです。また中古品に抵抗のある人の方が実は多いのです。そこでコルビジュエの椅子やアーキテクチュラルポテリーの現行品を流通させる事をビジネスのメインにしています。

今の僕にはコネクトの失敗等から学んだ事が詰まっています。

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モダン家具ビジネス

2009.08.23 Sunday

今日はデザイン家具屋、とりわけモダンヴィンテージを扱う家具屋のビジネスに付いて書いてみたいと思います。すべて僕の知る範囲の情報で書いている事をご了承下さい。

僕も数年前迄は北欧家具を専門とするヴィンテージ家具屋を運営していました。ビジネス的に始めたというよりは趣味が高じて始めました。ずっと僕は儲かったお金をすべてその次のステップへと投資していきました。例えばヤコブセンの時はセブンチェアーからはじめてドロップチェアーまでたどり着く迄わらしべ長者のように商品を廻しました。より上のランク(レア)な商品を見たいという欲求だけの為に商品を探していました。そしてヤコブセンをある程度みてしまうと今度はウェグナー。この時から展示会をする事で一応完結させるように商品をどんどんと仕入れました。そして最後はフィンユールへ。この時は運良く利益も結構付いて来ていました。フィンユールの展示会を開催した後は結構ぽっかりと心に穴があいた様な気分になった事を思い出します。(2002年から2006年)でほぼ市場に流通しているヤコブセン、ウェグナー、フィンユールをすべて自力で仕入れてお客さんの元に届けました。

この4年間を振り返ると僕はビジネス的にはまったく成功していません。お金を残すという行為をまったくしませんでした。この時は研究者のように本を読みあさり知識を深めました。その為、マニアのお客さんからの信頼を運良くえられる事ができなんとか生活をしていました。僕はその一部のマニアの方を満足させる為に商品を仕入れていました。すごく小さな市場ターゲットに向けて僕はビジネスをしていました。手応えもあってやりがいが有ったのですが徐々に金銭的に成り立たない事に気がつきました。この狭い市場ターゲットも結局はマニア。僕と同じ立場です。インターネットが普及した現代ではこのような商売は成り立ちません。何故かというと価格の相場がすべて分かってします。更に目を凝らせば仕入れ先迄分かってしまう。一昔前のように現地に行って行った本人しか分からない価格と場所で仕入れ、それをお店に並べて販売するというビジネスなら成り立つかもしれません。しかしインターネットがこれだけ普及してしまうと成り立たなくなります。インターネットがあればどこでもビジネスができる、好きな人が相手だから立地が悪くてもインターネットを利用すればマニア相手にビジネスができると思ったら大間違えです。これが自社生産等でマニアに向けてビジネスをするのなら成り立つかもしれませんが。。。

簡単な実例を挙げましょう。海外の相場で100万円の椅子があるとします。これに送料を掛けて輸入する。仮に120万円で手元に来たとします。その椅子を240万円で売る事はマニアビジネスの世界では不可能です。相場自体もインターネットの普及でボーダレスになってしまいました。その為、良い所で150万円が売値。すごく利益率が悪いです。毎月の店舗の家賃、倉庫の家賃等を支払っていたら直ぐに火の車です。この椅子が直ぐに売れれば良いのですが、もし売れなかったら大変です。お金を作らねばならないのでどこかで値下げをしなければなりません。このタイミングをマニアは狙っている。そして相場があるので時価なのです。それを理解していない家具屋が多い。市場を常に意識して相場を理解しないとお客さんにバカにされてしまう。今回の金融危機でいろいろなモノの相場が下がりました。家具の相場も大幅に下がりました。それなのに日本のモダン家具屋は価格を調整しない。僕らの世界は別なんて思っていたら大間違い。マニアは気づいていますよ。時計もアートも買うそして家具も買う人はあの時みんな気がつきました。日本の家具屋はビジネスに疎いと。

僕の感想としてこのインターネット主流の現代ではマニア相手の海外仕入れビジネスはハイリスク、ローリターンなのです。リターンが有れば良いですが。。。。。自己満足の為に研究者的に営む方は良いですが、生活の為にヴィンテージ家具屋を営む事は自殺行為です。パトロンがいてお金をだしてくれるなら良いですが、僕の様に個人資本で運営する事は不可能です。

ヴィンテージカーと違って余程の事が無い限り売った物を元手にお金を生む事は出来ません。車ならメンテナンス等でお客さんとのおつきあいができますが家具ではそうはいきません。そして余程のスペースが無い限りコレクションを継続する事ができません。家具コレクターのコレクター寿命はとても短いのです。

それならとすごく好立地で全く知らないフラリと入ってくるセレブでも狙ってショップでもやろうと考える方がいたらチャレンジしてみてください。だれが古ぼけた家具に100万もだすでしょうか?

それならと資産価値を説明して販売しようとお店をやる方がいたらがんばってください。宝石や時計のように『今はいくらだがよくよくは倍ですよお客さん。』なんて甘い言葉でお客さんを誘惑してみてください。ボロボロの家具を買う人はいるのでしょうか?まだこの分野はオークションでも確立した分野ではありません。歴史のある時計や宝石と一緒にしたら大変な事になります。

そして日本の家具屋は繋がりが薄い。組合があるわけでもないです。骨董のように交換会が有る訳でもありません。孤立無援なのです。

僕は2年前にコネクトを立ち上げました。いままで沢山輸入された動いていないモダン家具を流通させる事を目的の一つにしました。そこで手数料を徴収する事でビジネスとして成り立たせる事を考えました。

また少し整理してこのつづきは書きたいと思います。

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コルビュジエ アームチェアー ホワイトバージョン

2009.08.21 Friday

コルビュジエ アームチェアー 白

やりました! 特注です。

やっぱり白が欲しかった。欲しかったのでお願いしてみました。交渉の末OKがでました。
他の色より10%高いですが、やっぱりこの色でしょ。
¥113,190(税込み)

8月末日に初回オーダーをいれます。ご興味の有る方は御連絡お待ちしております。

03-6804-1206
info@elmo-lewis.com

:土日は休日となっております。


| その他 |

nike

2009.08.20 Thursday

20歳を超えた辺りから徐々にファッションに関心が無くなり、日頃の服の購入はほぼ決まった場所2件だけになってしまいました。あまりにもファッションに関する情報やショップが多すぎて恐らく街に出ても選べないんじゃないかな〜と良く思います。それなんで僕は日々お世話になっている方々が営んでいるブランドやショップで服を購入するのですが、その2件だけで殆ど満足できちゃいます。みんなに話したら羨ましがられますが、これ僕がずっと家具屋やってきた唯一のご褒美だと思っています。後で送られてくるカタログを見てオーダーしたりしています。最近はカミさんも同じような趣味で服の共有もしています。

基本はラクチンな服が好きです。けどナチュラル系な服はど〜もうさん臭い気がして(オーガニックとか簡単につかうなよ〜とか、自然素材がとか、地球環境考えるなら何もつくるなよ〜とか思います)スポーツ系の服を愛用しています。そんな中でもナイキはもっともお世話になっているウェアーです。サッカーをするときも今は全身ナイキ。生意気なジュニアユースの少年にパクられそうになったりするのが悩みなのですが、機能性も良し、デザインも良し、で僕は大好きです。

いつもの通勤の壁にナイキの広告が! お願いだから日本語で書いてくれ!なんて思いながら毎日見ています。何となくナイキの歴史、とりわけエアーに付いて書いてあるのかなと思いながら写真をパチリ。

nike

74年、僕が生まれた年。

nike

85年、ナイキはジョーダンと契約したようです。この頃からナイキの名前が若者の心をつかんで来たような気がします。僕はスラムダンク世代バスケ少年ではなくてキャプテン翼世代サッカー少年だったのでまだナイキは購入していませんでした。この頃はプラティニに憧れてパトリック。靴下おろしてシャツ出して、、、審判に怒られるのが試合前の恒例行事。ワールドカップメキシコ大会が86年。その時にマラドーナに英雄が変更したのでその頃からプーマに。小学生にはとても痛い金額15,000円もするパラメヒコを町田のDOとかB&Dに買いに行っていました。



90年代、僕の初ナイキは高校入学の時に広尾のスニーカー屋で購入したコルテッツ。高校の入学式の翌日にたちの悪い先輩に盗まれました。直ぐに戻ってきましたが。。。。。それ以来しばらくナイキはパスでした。この頃もサッカーのスパイクはパラメヒコ。いったい何足購入したのでしょう。

nike

97年、衝撃のシューズが出ました。エアーマックス狩りなんて物騒な言葉もニュースで取り上げられてました。ダチョウ倶楽部の寺門がスニーカー自慢なんてしてたような気もします。この辺りから徐々に僕は服から車に興味が移って行きます。

nike

そして現在。5年程前にフットサルブームに便乗してサッカー活動復活したのですが、その時に購入したシューズがなんとナイキ。これはロナウジーニョの影響が強い。

このボードを見て時代を振り返るととナイキの広告戦略が巧みだなと感じます。最初にも書いた通り、現代は情報があまりにも多すぎてモノを選べない時代になって来ていると思います。購入の決め手になるのが自分の憧れの存在が着用していたりすること等になっているのではと思います。今のジュニアユース世代の足下を見るとロナウジーニョの影響でナイキが多い。メッシの影響でアディダスも増えて来ていますが、圧倒的にナイキが多い。ナイキが巧いなと思うのはその時代のヒーローを広告塔としてつかっているからです。そして偏っていない所が良い。いろいろなスポーツに食い込んで来ている。

その点、デザインってこのような戦略がへたくそなだと感じています。日本の芸能人でデザインの話をしたのはフミヤくらいじゃないでしょうか。僕の顧客にも芸能人の名前はありません。あまりメディアに出ない音楽関係な方などはいるのですが。例えばキムタクがコルビュジエ最高〜でしょ、とかいったらどうなるのかな?なんてたまに考えます。



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contemporary design × modern plants

2009.08.13 Thursday

contemporary design × modern plants

本日より26日(水)まで原宿hhstyle.comにてcontemporary design × modern plantsと題してアーキテクチュラルポテリーの展示販売会を開催しております。緊急の企画でしたので告知遅く成りましたが、お盆の休みを東京で過ごされている方は是非ご来店ください。

コンテンポラリーデザインと普遍デザインのコーディネート。コンテンポラリーデザインを用いる事で時間軸を現在と断定させる事が出来る為に、単に古い物の真似ではないおしゃれな空間が完成すると思います。←言葉難しくてごめんなさい。簡単に言うと、いろんな国のデザイン、いろんな時代のデザインを選んで合わせるとカッコいい空間ができます。ということです。

contemporary design × modern plants

contemporary design × modern plants

これだけでなくアーキテクチュラルポテリーのみの販売もしております。カードも使えるしこの機会に如何ですか?

やっぱりモダンデザインは普遍です。ナチュラル系やアンティークに最近は押され気味ですが、またきっとモダンデザインが主役に躍り出る日が近く来るでしょう。僕は密かに期待してます。というか僕らががんばってシーンを盛り上げて行かなければいけないと思ってます。何度も言うようですが分かり易くPOPに。

| 植物 |

コレクターの高齢化

2009.08.09 Sunday

昨年の今頃は僕にとって人生最大の危機的な状況でした。
今年は新たなスタートに向けてのちょっとした期待感に心を躍らせています。

秋のオークションシーズンに向けて新たな展開がいろいろありそうです。

オシャレ感ナンバーワンはなんと言ってもフィリップス。
今迄のサタデーフィリップスがパワーアップするようです。

フィリップス

フィリップス

フィリップス

このような比較的軽めのオークションが増えて来ています。
クリスティーズだと POP CULTURE というカテゴリーがあります。

クリスティーズは個人コレクションを開催したり、比較的イレギュラーなオークションも開催しています。
その反対でサザビーズは株主がいるために遊び的なオークションは開催していません。利益追求でしょうか?
分かり易く例えるとビームスとアローズの違い的な感じです。

このようなオークションがしばらく増えるのではないでしょうか?理由としてコレクターの高齢化が進み、このままだと新しい層が育たない事を考えているからだと思います。ヴィンテージ家具の世界も実は結構年配な方のコレクターが多い事も事実です。日本くらいではないでしょうか?若者がヴィンテージの家具を買う国は。何せショップを運営する方の年齢が若い。

僕の好きなWRIGHT20ももちろん軽めのオークションを以前より開催しています。大手にとってはDESIGNというカテゴリー自体軽いカテゴリーになるのでしょうが。実はスタッフもリチャードライト以外はみんな僕より若いスタッフが多い。

さて、東京のオークションシーンはどうなるのでしょうか?
シンワアートオークションもエストウエストも軽い感じのオークションを開催しています。しかし、なんともオシャレ感が無い。会場設営もはっきりいってダサイ。若者が参加したい気分にならないし、システムも旧来で固い。専門用語も多い。と僕が考える問題点をクリアしなければ若者の参加は見込めないでしょう。狙う客の事を理解していないのです。

『 TOKYO 』という世界が注目するキーワードで動き出す事ができないかと模索中です。ファッション、カルチャー、デザイン、全てを網羅した遊び感のある面白いオークションができればシーンは盛り上がると思っています。

| オークション |

カール・ブロスフェルト

2009.08.03 Monday

アロエ ディコトマ

なんだか雨ばかりでベランダの乾燥好きな植物達が機嫌悪そうだ。写真はアロエディコトマの大株。なんと茎が曲がってベランダから飛び出してる!

カール・ブロスフェルトがわれわれに伝えたかったことの基本はただ一つ、工業デザインにおける理想の構築美はすでに自然が先取りしているということであった。』

いや〜深い。ず〜と工業デザインを扱って来てその均一性、機能美を堪能してきたのだが、植物のそれには確かにかなわない。

アート、家、車、デザインなんかを集めきってしまうと植物を集めるらしい。お抱えのレアプランツハンターとか雇って。最近見ている植物マニアのサイトに書いてあった。

| 植物 |

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